古来、仏事に一度使ったものは使い回しをしないのが原則でしたが、
最近はあまりこだわらなくても良いとする考えが一般的です。
通常の盆提灯は、お盆が済んだら丁寧に手入れをして収納し、翌年も使えます。
風通しのよいところで十分乾燥させた後、防虫剤を入れて、お箱にしまいます。
また盆提灯は、使える間は何年飾っても大丈夫です。
一方、新盆用の提灯、博多長などはその年限りです。
新盆を終えたら供養を施し、お焚き上げなどで処分しましょう。
蓮の葉や精霊馬は、生の植物を用いているなら、その年限りで供養したあとに処分します。
お盆飾りセットに多く見られるレプリカのような材質なら、翌年以降も使って問題ありません。
(ちりめんの精霊馬やほおずきなど)
その他、お供え物にした食べ物は、食べられるならできるだけ家族でいただきます。
食べきれないお供えやお花は、塩で清めて半紙などの白い紙に包み、
心を込めて供養すれば、可燃ごみとして出しても問題ないとされています。